こんにちは、みのり(@minori_aimama)です。子育て・本業・副業で手いっぱいな毎日を、AIの力も借りながら少しずつ整えています。
前回の記事では、ブログを1つWordPressからAstroへ移して、記事の作成から公開までをAIに任せた話を書きました。

そのブログでは今、次に何をするかを考えるところから、効果検証までAIに任せています。
AIを中心にした運営を1か月続け、最初に修正した記事の効果検証も行いました。その間に検索の数字にも改善傾向が見えてきました。

AIに運営を任せるって、具体的に何をしてもらっているの?
この記事では、その中身を、実際に1周回した例と一緒に紹介します。
AIにブログ運営のPDCAを回してもらっている


PDCAは、計画(Plan)→実行(Do)→確認(Check)→改善(Act)をくり返して、少しずつよくしていくやり方です。私がAIに回してもらっているのは、検索のデータを見て記事を直し、その結果を確かめる、SEOのPDCA(SEOサイクル)です。
運営して
私の場合、この一言をきっかけにAIが次のサイクルを回します。
| 工程 | やること | 担当 |
|---|---|---|
| Plan | データを分析して、提案3つとおすすめを出す | AI |
| Do | どの案をやるか選ぶ | 私 |
| 選んだ案で記事を直し、確認用のサイトに出す | AI | |
| 確認用のサイトを見て、公開のOKを出す | 私 | |
| 本番に公開して、変更を記録する | AI | |
| Check | 約1か月後、決めておいた目標と結果をくらべる | AI |
| Act | 検証の結果を、次の改善案に反映する | AI |
AIに考えてもらう部分は多いですが、完全自動ではありません。何をやるかと、公開していいかは私が決めています。
Plan:AIからの提案は3つ


AIが最初に見るのは、記事ではなくサイトの状態です。
- Search Console:検索でどれくらい表示されて、どれくらいクリックされたか
- GA4:記事がどれくらい読まれているか
- Googleへの登録状況:記事がそもそも検索に出る状態になっているか
AIはこれらを1つずつ見るのではなく、組み合わせて分析します。検索には出ているのにクリックされていない記事、読まれているのに次の記事へ進まれていない記事、検索に出なくなった記事、といった具合です。そこに、前回までに直した記事の様子や、サイトの方針・力を入れたいテーマも考慮して、その時何をやるとよさそうかを考えます。
そして、分析レポートと「今回の作業候補3つ」を出してきます。
それぞれの案には、次の4つが付いています。
- なぜその作業が効きそうか(根拠の数字)
- 作業量
- 何がどうなれば効いたとするか(評価の目標)
- おすすめかどうか
レポートはスマホで読めるHTMLで届くので、私はスマホで読んで選ぶだけです。
今は新しい記事より、既存記事の手直しが中心
5回運営して、新しい記事は1本も書いていません。
基本的には既存記事のリライト、タイトルや説明文の手直し、内容が重なった記事の統合、内部リンクの追加です。
Astroへ移したときに、サイト全体の方向性や記事の作り方をAIと見直したので、今はそれに合わせて既存記事を少しずつ直しています。
一度に大量のリライトをするのはGoogleからAI量産の低品質記事と評価されるリスクがあると思ったからです。
リライトが一通り終わるまでは新しい記事は出ないかもしれませんが、そう決めているわけではありません。
Do:選んだ案を実行して公開する


提案される3つの案には、それぞれ「やっていい/相談したい/やらない」のボタンとメモ欄があり、まとめてAIに返せるようにしています。この仕組みは別の記事で書く予定です。
「やっていい」を選んだ案は、AIが記事をリライトして、確認用のサイトへ出します。私はそれをスマホで見て、問題なければOKを出す。ここで修正を入れることもあります。
OKが出れば、そこから先の本番公開と、何をどう変えたかの記録はAIがやります。
「相談したい」を押すこともあります。
たとえば、AIが「タイトルに答えを書けばクリックされやすい」という前提で案を出してきたとき、「その根拠は?」と聞き返しました。そのやりとりから、タイトルの付け方のルール自体を変えています。サイトの方針に合わない記事を直す案は、保留にしました。
Check:1か月後、目標とくらべる


リライトの場合、AIは「何がどうなれば効いたとするか」を先に決めておきます。そして1か月後、その目標と実際の数字をくらべます。
1回目の運営で直した2つの記事を、1か月後に検証した結果がこちらです。
| 改善A | 改善B | |
|---|---|---|
| 変更 | タイトルや説明文で、答えを先に示す | タイトルと説明文に、具体的な答えを入れる |
| 目標 | クリック0→3以上、順位10位前後を保つ | クリック率0.5%→2%以上 |
| 結果 | クリック0→6、順位10位前後→5位台 | クリック率0.4%→0.7% |
| 目標 | 達成した | 達成しなかった |
どちらもタイトルに答えを入れる方向なのに、結果は分かれました。
扱っているテーマも検索順位も違うので、タイトルの変更だけが理由とは言えません。Bもクリック率は上がっていて、目標に届かなかっただけです。
検証では、その記事だけでなく、サイト全体の動きともくらべます。全体が同じように伸びているなら、その記事の変更による効果なのか判断しにくいからです。
Act:目標に届かなかったら、次の改善候補になる


目標に届かなかったBについて、AIは「タイトルで答えが分かるので、検索結果を見ただけで用が済んでいるのかもしれない」と見立てました。
そこで出してきた次の案は、「タイトルの答えはそのままにして、記事の導入を変更する」というものです。この案が、次の運営のおすすめになりました。
検証の結果がそのまま次の改善案になっていて、ここでPDCAが1周しています。
一方で、直したばかりの記事は、検証の日まで触りません。同じ記事に続けて手を入れると、どの変更が効いたのか分からなくなるからです。これはAIのほうから「今は触らない」と止めてきます。
5回回して、どうなった?


5回運営した時点で、こんな変化がありました。
- 検索の表示回数は、1回目の運営のころの2倍以上
- クリックは約1.7倍
- 2ページ目から1ページ目に上がった記事がある
- Googleに登録されていない記事が減った
ただ、ちょうど扱っているテーマの検索が増える時期と重なっています。サイトの移行と記事の手直しも同じ時期なので、AIに運営させたから改善したとは言い切れません。
PDCAを回しながら、やり方も少しずつ変わってきました。
最初は数字を直近4週間とその前の4週間の合計でくらべていましたが、それだけだと急な動きが見えません。そこで、直近2週間の日ごとの動きも見るようにしました。数字が急に動いても、すぐには直さず、2回続けて同じ向きに動いたら改善案にする、というルールを足しました。
AIが数を数え間違えたり、記事に書いてあった事実を間違えていたりしたこともあり、見つけたものは記録して直しています。
もともとWordPressからAstroへ移したのは、自分がほとんど手をかけずに運営できるサイトにしたかったからです。
今では、サイトの分析から次の作業の提案、記事の作成・修正、公開後の効果検証までAIが進めてくれます。私がやるのは、提案を選ぶことと公開前の確認が中心です。
当初目指していた、ほぼAIに任せるサイト運営が実現できました!











